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■ 末期の胃がんと向き合って

  佐賀県 女性 (65才)

 この方は、当初はご主人の治療が目的で私の所へ見えられ、週に1回程度のペースで疲れを癒すための施術を行っていました。

 営業から事務まで一人でこなすエネルギッシュな方で、年齢を感じさせない元気な姿をしておられました。

 しかし、肩の凝りなどは鉄板が張り付いているかの様な状態で、疲れもかなり溜まっておられました。

 ビワ温灸は、基本快癒点の施術を中心に行い、肩の凝りがある場合などは、肩周辺の身体の変化を良く見極めながら、状況に合わせた施術を心がけていました。

 時折は、リンパの流れの変化なども気を付けていました。

 施術の途中で、鼠径部のリンパに異常を感じ、病院での診察を勧めましたが、相変わらず仕事が忙しく、病院の検査は後回しになっておられました。





 施術を行うようになってから3ヶ月も経った頃だったでしょうか、異様な咳き込みを頻繁にされることが多くなりました。

 それから2ヶ月ほどしても咳き込みは収まらなく、病院での検査を受けられましたが、医師の診断では軽い風邪との判断でした。

 その後、同じ病院で出されたお薬の処方を見ると、ステロイド剤が処方されていました。

 これまでの経緯とその時の症状から、出された処方に疑問を感じ、担当の医師に尋ねてみましたが、「この処方通り服用しなさい。」の一点張りで、最後には「服用しないなら来なくてもよい!」と言わんばかりの態度に、病院を変える様すすめました。

 最初に病院での検査を勧めてから4ヶ月以上も経過していました。





 あらためて別の病院を受診することになり、ご家族の依頼で私も付き添い同席しました。処方された薬を医師に見せると、「何でこのような薬が出されたのか理解できない」と本当に驚かられた様子でした。


 病院での再検査の結果、胃がんが判明しました。しかも余命3ヶ月の診断結果だったのです。病巣は胃から数カ所に転移し、深刻な状況になっていました。

 本人から「自分の母も胃がんだった。その痛みは想像を絶する痛みで苦しむのを見てきたから、自分はそうなりたくない」と懇願されました。

 その時点では、「がん」特有の痛みもなく、病状は落ち着いていましたが、その日以来、胃がんと向き合いながらの闘病生活が始まりました。


 医師からの抗がん剤の治療は拒否し、免疫治療とビワ温灸だけの治療を決意されました。

 行われた免疫治療は、自分の体内からリンパ球を取り出し、培養して数を増やし元気な状態にして体内に戻すという治療法です。

 ビワ温灸は、これまで同様に基本快癒点の施術に加え、首の付け根や鼠径部のリンパ部分の施術も行いました。

 がんの進行と共に下半身に浮腫が始まり、下半身の浮腫は徐々に腹部を圧迫し、睡眠を妨げる状態となって、食欲も徐々に低下しました。

 こうした治療が3ヶ月を過ぎるころから体力低下が進み、入院することとなりました。入院されてからは、それまで行っていた「棒もぐさ」による温灸から、電熱器具を用いる温灸に切り替え、亡くなる2日前までビワ温灸の施術を継続しましたが、最後まで「がん」特有の痛みだけは殆ど起きることがありませんでした。





 ガンの告知から約4ヶ月間、患者と一緒に「がん」と向き合った事例です。


 日頃から健康に見える人ほど、意外とがん検診は受けていないもので、ガンが見つかった時点で末期がんの宣告を受けることが多いと思われます。



 

 
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